2015年01月22日

37.ダシから味噌汁を作ろうのそら!

今回は和食の活動の最終回として、ダシについて学びそして和食の大きなポイントになる、ダシをしっかりとひいたお味噌汁を作りました。

まず、味噌汁は何からできているか考えてもらい、味噌とダシそして具からできていることを挙げてもらいました。ではそのダシは何なのか、今日はそこからお話をしました。
ダシは野菜やお肉などからもでますが、日本ではダシの代表は4つあり、かつおぶし・コンブ・ニボシ・干しシイタケです。
その中でも、今回はうま味が8倍にも増える組み合わせのダシを使いました。そのダシとは、かつおぶしとこんぶです。かつおぶしのイノシン酸とこんぶのグルタミン酸が組み合わさるとうま味が8倍になるのです。
ということで、まずはかつおぶしがどうやってできているのか学ぶ為、原寸大のかつおのヌイグルミを使いどこの部分がかつおぶしになるのかを伝えました。
次は、一人ひとりにかつおぶし削りを体験してもらいました。最初は力の入れ方が難しいのですが、慣れてくるとシュッシュッと音が聞こえてくるとキレイなかつおぶしができていて楽しかったですね!
自分たちが削ったものは、お土産にしてお持ち帰りにしました。
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それではかつおぶしの作り方がわかった後は、味の学びです。ダシは非常に微妙な味ですが、それをわかってもらいたいと思いこんぶダシと、かつおぶしダシの二つを用意して、どっちがかつおぶしダシか当ててもらうゲームをしました。
結構正解率は高かったですが、たぶん初めてかつおダシを口にした子もたくさんいたと思います。

ついに最後に味噌汁を作ります。最初にこんぶを30分以上つけておきその後グラッとコンブが動き始める前まで弱火にかけます。透明な鍋を使っているのでその様子をみんなに観察してもらいました。
コンブからうまみがでたところで、次に先ほど削ったばかりのカツオブシを加え強火で沸騰させます。カツオブシが一度全部沈んだら布で濾しダシ作りは完成です。
ダシに具となる、畑で収穫したネギと豆腐をいれて再度沸騰させ、火を止めて味噌を溶いていきました。
豆腐がダシの中で踊っている様子や味噌が溶けていく瞬間など、鍋が透明のおかげで見えてみんな興味津々だったようです。
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やっとのことでできたお味噌汁をおやつとして食べました。最初飲んでみた時は、うっすらのだしの味がするのですがその後がスゴイのです。うま味が口の中に押し寄せてきます。そして、それがいつまでも口の中にとどまるのです。衝撃的でした。本当にうま味が8倍にもなると感じましたし、砂糖よりもあまくておいしいと子どもたちと一緒に感想を言い合いました。
こういった和食の伝統的なだしという文化を、本当に今後も大切にしていきたいと思いました。決して高級食材ではなく手間を惜しまずに料理すること。そうすることで本当のおいしさに近づけるのだと改めて感じました。
今後もこの感覚を子どもたちに伝えていきたいと思います!

またこの日は、園児クラスに職場体験で来ている一中の卒園生たちが手伝いに来てくれていました。中学生のみんなにもこのダシについて伝えられたのはとてもよかったなと思いました。中学生の皆さん、お手伝いありがとうございましたね!
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来週のあおぞらは、毎年恒例マダガスカル人のライブさんに来て頂きマダガスカルで遊びます!

今週のあおぞらノートは、園児クラスのきみかくん。お箸を使って上手にラッカセイをつかみましたね。2015-01-22 09.44.48.jpg


posted by ジュン! at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | H26年度
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